ガラスが割れた時の正しい対処法と原因・予防策
ガラスについてのお困りごと
ガラスのプロに相談する突然、窓ガラスが「パリン」と音を立てて割れる。そんな思いがけないトラブルに見舞われた経験はありませんか？本記事では、ガラスが割れる原因から、応急処置の方法、破片の安全な掃除方法、さらには再発防止のための対策や修理業者の選び方までを、専門的かつわかりやすく解説します。
ガラスが割れる主な原因とは？
現代の住まいでは、「強化ガラス」や「複層ガラス（ペアガラス）」など、従来よりも丈夫なガラスが使用されています。しかし、それでも完全に割れを防ぐことはできません。以下は、窓ガラスが割れる主な原因です。
1. 物理的衝撃による破損
最も多い原因のひとつが、掃除機や家具の角が当たる、あるいは強風で飛ばされた物がぶつかるといった日常的な衝撃です。とくに小さなお子さまがいるご家庭や、ペットを飼っている場合は注意が必要です。
2. 経年劣化によるひび割れ
見落としがちな原因のひとつが、「金網入りガラス（ワイヤーガラス）」の経年劣化です。内部のワイヤーがサビて膨張し、ガラスにひびが入るケースが多く報告されています。築年数が10年を超える建物では要注意です。
3. 急激な温度差による熱割れ
意外にも、寒暖差によってガラスが割れることがあります。たとえば、冬場に暖房で室内が暖かくなり、外気との温度差が大きくなると、ガラスの膨張・収縮が原因で歪みが生じ、ひび割れや破損につながるのです。
割れたガラスの応急処置方法｜安全確保のためにすべきこと
ガラスが割れたとき、すぐに修理業者に連絡することが理想ですが、到着までの間にできる応急処置も重要です。以下のステップに沿って、落ち着いて対応しましょう。
1. 割れたガラスの破片を取り除く
まずは、手や足をケガしないよう十分注意しながら、床や周囲に飛び散った破片を慎重に取り除きます。軍手や厚手の手袋、スリッパや靴の着用が必須です。
2. 窓枠を一時的に保護する
割れた箇所には、段ボールや厚手のビニールシートをテープで固定し、風雨や虫の侵入を防ぎます。破損部分からの怪我を防ぐ目的もあるため、可能な限りガラスに触れないようにしましょう。
3. 割れ残ったガラスには手を出さない
窓枠にガラス片が残っている場合、無理に取り外すのは非常に危険です。中途半端に力を加えることで、大きく割れてしまう可能性があるため、業者が到着するまでそのままにしておくのがベストです。
割れたガラスの掃除方法｜安全・確実に処理するには？
ガラスの破片は非常に鋭利で、小さな破片でも深刻なケガにつながる可能性があります。掃除の際は、以下のポイントを押さえましょう。
1. 防護具を着用して作業する
軍手に加えて、厚底の靴や長袖・長ズボンの着用も推奨されます。裸足で作業するのは絶対に避けてください。
2. 破片の回収は手と道具を使い分ける
大きめの破片は厚紙やチリトリなどで回収し、小さな破片はガムテープや粘着ローラーで拾い取るのが効果的です。雑巾で拭くと細かい破片が繊維に残ってしまうため注意が必要です。
3. 掃除機の使用は非推奨
ガラスの破片は掃除機の内部を傷つける可能性があるため、原則として掃除機の使用は避けましょう。どうしても使う場合は、紙パック式の使い捨てタイプが望ましいです。
ガラスの破損を防ぐ！事前にできる3つの対策
トラブルが起きてからでは遅いのが「ガラス割れ」。以下の予防策を講じることで、リスクを大幅に低減できます。
1. 強化ガラスや複層ガラスに交換する
強化ガラスは、通常のガラスの3〜5倍の耐久性があり、衝撃や温度差に強いのが特長です。さらに断熱性や防音性も高いため、省エネ効果も期待できます。
2. 防犯ガラスの導入で空き巣対策も
防犯ガラスは、中間膜を挟んだ合わせガラス構造となっており、割れても飛散しづらく、外部からの侵入を防ぎます。空き巣対策として導入する家庭も増えています。
3. 雨戸・シャッターの活用
台風や強風の日には、雨戸やシャッターを閉めるだけでも大きな効果があります。飛来物から窓ガラスを守り、割れのリスクを軽減できます。
ガラス修理業者の選び方｜失敗しない3つのポイント
いざというときに頼れる修理業者を知っておくことも、安心のために重要です。以下の観点で選ぶと安心です。
1. 即日対応・緊急対応が可能な業者を選ぶ
「今すぐ対応してほしい」と思ったときにすぐ動いてくれる業者かどうかは非常に重要です。24時間対応や即日施工可能な業者を選ぶと安心です。
2. 明確な見積もりと料金体系
事前に見積もりを提示し、追加料金の発生有無を説明してくれるかどうかは、信頼性のバロメーターです。口コミやGoogle評価なども確認すると良いでしょう。
3. 土日・夜間も対応しているかを確認
平日昼間に時間を確保できない人は、土日祝日や夜間対応可能な業者をチェックしておきましょう。
まとめ｜割れたガラスの対処は冷静に、安全第一で
窓ガラスが割れたときの対処には「安全第一」が鉄則です。破片の掃除や応急処置を正しく行い、信頼できる修理業者へ早めに依頼することで、被害を最小限に抑えられます。また、日頃からの予防策として、強化ガラスの導入や雨戸の活用も有効です。
お困りの際はガラスのかけつけ本舗までお問い合わせください。
